【出世の階段】信用と信頼こそフォース!
こんにちは、もものすけです。
今回は、あなたを出世の高みへと押し上げるフォース「信用」「信頼」を徹底解剖してお届けしようと思います。
『信用と信頼の違い』とそれぞれのつながりをご説明したあとに、信頼される注意のしかたなどをご紹介します。
まずは野村克也さんの言葉をご紹介します。
現時点で嫌われている人はここで一歩リードですね!
ではまいりましょう。
【出世との関係】信用と信頼ってどう違う?
【信用】
確かなものと信じて受け入れること。
過去の業績などから信じられるかどうかです。
【信頼】
読んで字のごとく、信じて頼りにすること。
未来に向けた期待です。
信頼にはふたつのタイプがあります。
①信用した上で信頼すること。
実績をもとに信用し、その上で信頼しています。信用という補償がある分、思考停止に陥ってしまい少々のリスクに対しては鈍感になる場合があります。
②信用はせずに信頼すること。
こちらはさらにふたつに分かれます。
ひとつが「信頼しても信用するな」という考え方。
ビジネスではこちらが主流かと思います。人命を扱う仕事などは特にそうでしょう。パートナーや機器を信頼し最大限の力を出すことを目指しますが、人も機械も信用はしない。完璧じゃない。疑ってかかれ。つまり思考停止になるなということです。
もうひとつが、アドラー心理学にある「無条件に信頼する」という考え方です。これは、思考停止を恐れている訳でも裏切られることを恐れている訳でもなく、課題の分離による本当の無条件の信頼を意味しています。こちらはそもそもリスクなど見ていません。ビジネスよりもパーソナルな対人関係を中心とした考え方になります。
いかがでしょう。
出世や成功を目指す上で必ずなくてはならないものは、「信用」「信頼」のどちらでしょうか?
それは「信頼」です。
顧客や会社や上司や同僚や部下からの信頼です。
あなたの未来に向けられた期待が あなたを出世や成功へと押し上げていくのです。
では、周囲に信頼してもらうにはどうすればいいのでしょうか。
【出世の扉】期待を獲得せよ!
信頼には2つのタイプがありましたよね。さらに細かく言うと3つですね。
①信用した上で信頼すること。
「信用し信頼する」タイプ
②信用はせずに信頼すること。
「信用はしないが信頼はする」タイプ
「無条件に信頼する」タイプ
あなたが誰かを信頼する場合にどのタイプであるかはあなたの自由です。
しかし周囲(顧客・上司・同僚・部下)の方々がどのように信頼するかはあなたのコントロール外の問題です。そもそもあなたを信頼するかどうか自体がコントロール外の問題ですね。
であれば、上記②のふたつのタイプについては、あなたの努力や心掛けではどうしようもないということです。
となると、残った①の「信用してもらった上で信頼してもらう」はどうでしょうか。信頼はあなたのコントロール外でしたが、信用はどうでしょうか。そもそも人の心の問題ですからどちらもコントロール外なのですが、信用の成り立ちは「過去の業績などから信じられるかどうか」でしたよね。
こちらには希望がありませんか?
過去の実績、つまりはあなたの行動が判断材料になっています。ですから、周囲の方々(顧客、上司、同僚、部下)から信頼してもらう為にあなたにできる事は、信頼に値する、信用を得る言動をとることです。実績を作ることです。
信頼される叱り方!
信用を得る言動とは、実際のところ小手先だけでは通用しません。仮にあなたが傲慢な人であれば、まず考え方を改めて言動を変える必要があります。そうでないと必ずボロがでます。そんなに簡単に周りはダマされません。
約束を守る、時間を守る、思いやりがある、裏表がない、口が堅い・・・など、人のお手本になり尊敬される人格者でなければいけません。
ちなみに私は全く人格者ではありません。正直なところ自分の成功のために人格者を演じているような気もします。ただ人格者でありたいと願ってますし、近づきたいと努力しています。
人格者になることはとても大変なことですが、私のようになりたい自分を演じることは可能です。
つまり努力でなんとでもなります。
仮に演じていたとしても、会社に貢献し社会に貢献することができれば素晴らしいことではないでしょうか。
そして、周囲から信用信頼されることによってなりたい自分に一歩ずつ近づいていくのではないでしょうか。
先述したとおり、人格者といえば、「約束をまもる」「時間をまもる」「思いやりがある」「口が堅い」「裏表がない」「陰口を叩かない」・・・きりがないくらいに沢山あります。
これらをひとつずつ潰していくことは、私は考えただけで途方にくれてしまい自分には無理だとすんなり諦めるでしょう。
しかし、ひとつだけならやってみてもよくないですか?
そのひとつは、仕事をする上で【周囲の役に立とう】という心構えだけです。
これひとつを指針にし行動を習慣にすることです。
これは普段の生活でも鍛えることができます。ご飯を食べる時や飲み会の時に誰が何を欲しているかを察すること。あなたにはきっと人の役に立つチャンスが山ほどあるはずです。自然な流れで気遣いができるようになるとカッコいいですよね!
また、人を注意するときも同じです。その人のために注意してください。
言いにくいことでもはっきり言えるようになります。
なぜならその人のためになる助言だからです。その人を救おうとする気持ちがあるからです。そうすると、周囲は問題を解決してくれたあなたの実績から、あなたを信用し信頼する方向へとつながっていくはずです。
ただ、落とし穴があります。人から信用されるために注意すると、当然その人のためではなく、あなたのために人を注意することになってしまいます。つまりあなたは、その注意すべき人をダシに使ったのです。利用したのです。あなたの信用は大きく失墜することとなります。
例えば、傲慢で周囲に迷惑をかける人がいたとして
《注意するシチュエーション》
・自分のために注意する人の場合
人前で、しかもできれば上司が見ている前で注意する。
・相手のために注意する人の場合
その人のプライドを傷つけることの無いように人前では注意しない。
《注意の仕方》
・自分のために注意する人の場合
自分や周囲が迷惑していることを伝える。
・相手のために注意する人
その人が損をしていることを伝える。
その人のために注意することは、相手の話を聴こうとする姿勢があります。
目の前の人のために働くことを肝に銘じてみてください。
そうするだけで、約束を守り、時間を守り、思いやりがあり、裏表がなく、口が堅いといった言動に自然と変わっていきます。すべての項目は相手を思いやることで繋がっていきます。
簡単ですよね!「人の役に立とう」その心構えひとつです。
直接聞いた訳ではありませんが
ロシアの文豪レフ・トルストイはこう言ったらしいです。
これが本当であれば、トルストイの言葉は愛にあふれています。
また機会があれば確認しておきたいと思います。
ま・と・め
いかがでしたでしょうか?「信用」と「信頼」の理解を深めていくと、「人のために働くこと」そして「人のために生きること」と生き方へと繋がっていきました。仕事で成功や出世を目指すことは、人としても大きく成長するチャンスがあります。成功や出世は確約されるものではありませんが、あなたが悩み考え行動を起こしていることは必ずあなたの人生の糧となるはずです。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
ではまた!
《もものすけ》
こちらの記事もどうぞご覧ください