プロフィールとメッセージ
こんにちは、もものすけと申します。
九州の田舎で育ちました。
私の父は熊本で独立してデザイン事務所をひらいていたらしいのですが、私が幼い頃には潰してしまったそうでそのあたりのことは全く覚えていません。
とにかくそれ以降から貧乏生活が始まったとのことで、つまりは私の記憶は最初から貧乏です。しかも、親父がもともとが奇天烈な人間でしたから貧乏エピソードど家庭内の事件話には事欠かないところです。
そのあたりの貧乏エピソードは、自伝っぽい感じでこちらに書いたりしてますので、もしよろしければご覧ください!
私はとりあえずなんとか高校は出ることができましたが、就職もせずに見事に社会から取り残されました。知り合いの紹介で日雇いの仕事や、バイトなんかをやってみても「この会社はダメだ」とか「上司と合わない」とか「向いてなかった」とか言って、職を転々としました。
私が仕事もしない大人になったことで、もともと貧しかった家がより最悪な状態となり、貧困ここに極まれり!本当に笑えないくらいヤバかったです。。
そんな中
これといったきっかけが・・・
ないんですが、汗
なんか、金持ちになりてーなって思っちゃったのです。
まずは自宅近くの自動車部品工場に派遣で入れてもらえたので、ひたすら車のシートを作ってました。
当時の自分なりに考えたベストの食生活がカロリーメイト1日1箱生活でした。
1日食費200円ですむし、バランス栄養食って書いてあるから栄養ちゃんととれそうだしみたいな。
それから、毎月最低でも20万円は支払いに回すことができ、とりあえずは金融危機を脱することができました。
ただ、「いつまでも自動車工場の派遣社員では金持ちにはならん」と思い、せっかく安定してきたのですが退職してしまいました。
そこで、私は『高卒・スキルなし・資格なし・職歴は転職の嵐』がどれほどに就職に弱いかを体感することになります。当たり前の話ですが、志は高かったのですが、そんな簡単に成り上がれる道などなかったのです。
まず頭脳系は無理、そもそも大卒か資格があるか(資格取ろうと調べたんですけど、頭脳系の資格で当時、学歴不問でこの資格欲しいなーって思ったのが司法試験だけでした笑)、力仕事はカロリーメイト1箱育ちのガリガリには無理。
最高ランクの人見知りの私でしたが、事務用電話機の営業の仕事に就くことになりました。プライベートでは仲良くならないと話せない私ですが、営業だけはバンバン話せます。全然売れませんでしたが、物凄く勉強になりました。どう話せば契約にいけるのか必死で考えていましたし、営業は話すのではなく聴く仕事だと教えられました。それでも、ずっと全く売れませんでしたが。笑
ただ、私は営業が好きになりました。
最初からずっと電話を売って生きていくつもりはありませんでしたので、転職を考えていました。お客様に『売って終わり』ではなく、できれば『長くお付き合いできる』仕事がしたいと思うようになっていました。
それから私は営業という経歴を持つことができ、次の物流会社に行き、作業員から入れてもらい、前職で習った営業の技術を職場内で使いながら、出世の道を歩み始めました。司馬遼太郎先生の『国盗り物語』を教科書にし、下克上で有名な《美濃の蝮(マムシ)こと斎藤道三》を師匠にし、虎視眈々と出世を狙いました。なんか狂気ですよね。
実績も出しました。私が最初に任せていただいた部署は私だけの力ではありませんが、10年で7倍になりました。
社内も政治だと心得ていましたので、部署として強行の策に出るときも、緩く行くときも皆の話を聴きバランスの調整に努めました。
現在は本社役員と子会社社長を任せていただいていますが、決して景気のいい業界ではありませんので、荒波に飲み込まれまいとまだまだ必死にやっているところです。
最近では、SNSが飛躍的に発展していることもあり、若い経営者の方達も活発に自分の意見を言える環境になり大変素晴らしいことだと思いますし、私も大変勉強になっております。
ただ、独立や転職を煽る意見がやや軽いのではないかと引っかかっております。
一切口に出されてはいませんが、どうしても、『失敗したら自己責任』という前提が背景に強く存在しているような気がするのです。
もちろん、その人が選ぶ人生はその人自身の責任ですので確かに自己責任なのですが、そこに愛がないのです。
それに、学歴もスキルも金もない人間は、もう見捨てられてしまっているような気がしてなりません。それも自己責任でしょうが。
私がお伝えできることは少ないのかもしれませんし、もしかすると価値さえないのかもしれませんが、一度道を踏み外した人間として、皆さんの仕事のやり方やモチベーションに何かヒントとなるものをお伝えできるのであれば、これ以上のない喜びです。
このサイトは『下克上出世を目指すブログ』ですが、仕事は金や出世が全てではもちろんありません。
しかし、もし本人たちが望むのであれば、一度道を踏み外した人間に対しても見捨てることなくセカンドチャンスを与えてくれる世の中であってくれればいいなと願っております。
この【すきゅん君スキュンな仕事塾】と【もものすけ】をどうぞよろしくお願いいたします。